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メンズヘアに悩みを持つお客様を救うブログを随時更新していきます。

この業界への心配と守るべき大切なことと、昨今の周りの状況。

この記事は僕の今までのブログや思い、考え方やマインド、人としてなどのことを踏襲しながら

総括して意見を述べている内容です。

不義理でもいいや、と思ってしまう前に

〜安心して働き、成長できる場所であるために〜

1. はじめに

「効率が悪いなら、不義理でもいいや。」

そう思ってしまう気持ち、僕は理解できます。

生活がかかっていれば、どうしても条件や環境を優先したくなる。

フリーランスとして自由に働く姿はキラキラして見え、社員の子が「隣の芝生は青く見える」気持ちになるのも自然なことです。

でも、目先の条件だけで判断すると、将来困ってしまうこともあります。

今日は経営者としての視点、雇われる人としての気持ち、その両方を踏まえたうえで、優しくお伝えしたいことを書きます。

2. 経営者とスタッフ、気持ちの違い

スタッフの気持ち

できるだけ良い条件で働きたい 将来に対する安心感がほしい 義理より「効率」や「収入」を優先してしまうこともある

経営者の気持ち

教育や制度に時間とお金を投資している 売上と利益を見ながら待遇を決めなければならない 不義理な引き抜きは大きなダメージになる 義理や信頼を守らなければサロンは続かない

どちらの気持ちも本物です。

だから僕は「経営者」としての目線と「かつて雇われていたときの目線」その両方を忘れずに、バランスをとりながら進めています。

3. 実際の還元の仕組み

うちのサロンは、売上の 5〜6割を社員のために使っています。

フリーランスにも 売上の6〜7割を還元。

創業から4年しか経っていない小さなサロンが、ここまで社員に配分しているのは簡単ではありません。

正直、僕自身の収入は同世代の経営者より低いです。

それでも「なるべく多くを渡したい」と思って続けています。

待遇を上げられるかどうかは経営者次第。

だから僕は、数字を見ながら判断しつつ「できる限り守りたい」と思っています。

4. フリーランスと社員、それぞれの現実

フリーランス

収入が高く見える 自由度がある ただし保険・税金・集客・病気のリスクは自己責任

社員

収入は一見低い でも保険や福利厚生がある 教育や制度があり、長期的に安定して伸ばせる

どちらが正しいという話ではなく、それぞれに価値があります。

ただ、社員の子たちは「青い芝現象」に惑わされず、長期的に安心して歩んでほしいと願っています。

5. 不義理について

恩を受けたサロンから前置きもなく人を引き抜く行為は、必ず将来に返ってきます。

引き抜いた人は、いずれ自分も同じことをされる。

それは倫理の話であると同時に、経済的な現実でもあります。

僕自身も、そういうやり方をしたくない。

義理を守ることが、自分を守ることだからです。

6. これからも大切にしたいこと

扱うお金の 5〜6割を社員のために使う 青い芝に惑わされず、長期的な人生設計をサポートする 合理性と人情を両立させた経営を続ける

これは理想論ではなく、毎日の判断です。

売上が伸びれば待遇を上げ、落ちれば守るために努力する。

数字を見ながら、最後は人の気持ちを優先する。

7. 君たちへ

社員の皆は、着実に前進しています。

不安を持ちすぎなくても大丈夫。

この仕組みの中で積み重ねれば、必ず成果が返ってきます。

僕も一緒に学び続けています。

パーマもまだまだ下手ですが、千葉くんに教わりながら練習しています。

技術者として終わりたくないからです。

一緒に、安心して働けるサロンをつくっていきましょう。

8. 結びに

「不義理でもいいや」と思う気持ちが生まれるのは自然なこと。

でも、その選択は必ず自分に返ってきます。

義理を大切にし、仲間を思いやりながら働くことが、最終的に自分の人生を豊かにしてくれる。

僕はこれからも、合理的に、そして人情を忘れずに、皆と一緒に進んでいきます。

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